曲のベース・ラインとトップ・ノートを一人で担当することになりますので、フィンガー・ピッキングによって、自身のオーケストラ感覚も養えます。
バンドの曲をアレンジする際にも、きっと役に立つことでしょう。
アコースティックギターで弾く印象が強いと思いますが、エレキギターしか持っていない人でも全く問題はありません。
臆せずに、持っているギターで弾きましょう。
とりあえず一曲弾いてみよう
ここでは、フィンガー・ピッキング、入門にして定番のポール・サイモン「アンジー」<Paul Simon(Simon and Garfunkel) "ANJI">を弾いてみることをお勧めします。
この際、『竹中俊二/ポール・サイモン「アンジー」1曲マスター [DVD](アトス・インターナショナル刊)』が便利です。
「大人のアコースティック・ギター専科」とありますが、少年少女の諸君にもわかりやすく学べ、フィンガー・ピッキング初心者にも親切な教則DVDです。
もちろん、上記のように、エレキギターで弾いてもかまいません。
音楽理論の話はほとんどありませんし、Tab譜がついていますので、チューニングさえ合わせられれば、コードを知らなくても一曲通して弾くことが出来るようになっています。
DVDの画面では、インストラクターが曲の各ブロックごと、ゆっくりと弾いて手本を示してくれた後、詳しく説明してくれるので、おそらく迷うことはないでしょう。
出典:http://www.amazon.co.jp/dp/B002B7DB3S
また、「アンジー」はとても多くのアーティストにカバーされていますので、曲が気に入ったら他のアーティストのバージョンも聴いてみましょう。
有名なカバーのひとつに、バート・ヤンシュ版「アンジー」があります。
とくに、2005年の再発盤には、ピアノとドラムとのジャム・セッション・ヴァージョンも収録されていますので、このようにバンドで演奏してみるのも吉です。