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「レイヴ大戦」主宰インタビュー

スポンサーなし、広告予算なし、クラウドファンディングなし、入場料無料の1000人レイヴ
「レイヴ大戦」主宰DJ Poyoshi インタビュー

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-レイヴ大戦が飲酒禁止、ゴミポイ捨て禁止なのは、そのあたりのDJに対する誤解を解きたかったっていうことなのでしょうか?
…もしかして大阪城野外音楽堂でDJイベントってレイヴ大戦が初ですか?

DJ Poyoshi
いや、DJイベントはその前からあったと思いますね。レゲエとかそっち系。
僕はレゲエが悪いのかどうなのかわからないですが、当時のスタッフさんはレゲエのDJは酒飲んで、エロい事してタバコ捨てて帰りよる。みたいな感じで言うてはりました(笑)。
僕がDJイベントって言うた途端、「レゲエやったらアカンで!」って言われたので。
逆に「レイヴやったらええで!」と言って貰えるようになろうと決心しました。

そんなこんなでのゴミ持ち帰りだったり、飲酒取り締まりですね。
と言うか、大阪城野外音楽堂は飲酒アカンので…それ守るのは当たり前かなと。
ゴミはね。みんなが持って帰ってくれないと僕が持って帰らなきゃいけないので、最初の頃は10袋以上のゴミ袋を僕の家に持って帰ってイベント翌日に一人でお客さん達が飲んだペットボトルや缶を洗って分別してましたね。

-会場が飲酒禁止なんですね。確かに大阪城野外音楽堂はアンダーグラウンドな雰囲気を持ち込んではいけない場所だと思います。
ゴミについては、いわゆるクラブレンタルと違ってお金を払って雇っている清掃してくれるスタッフがいないってことですよね?このあたりは本当にDIYのフリーレイヴだからこそですね。

DJ Poyoshi
ゴミについてはそうですね。掃除もゴミ処理もセルフです。

-レゲエに限らず、クラブDJイベントに酒とエロっていう側面がある事は完全には否定できないですしね。音楽よりもそちらを重視しているイベントももちろんありますし。

DJ Poyoshi
どうでしょう。酒とエロは現場によりマチマチですけど、クラブに来たことの無いような、DJ=スクラッチと思ってる人々にとっては、ビックリするくらい酒とエロと薬の温床や思われてるでしょうね。

一緒にパーティして楽しい時間が過ごせる人をブッキングしたい

サインに応える出演者のkors kと来場者の行列


-話は少しかわりますが、ブッキングしているアクトについてのこだわりはあると思いますが、教えていただけますか?

DJ Poyoshi
ブッキングしてるアクトに関してのこだわりは…
一緒にパーティしたい人ってのが一番で、エンターテイメントな人ってのが2番、オリジネーターってのが3番、イケメンってのが4番ですかね。
有名で集客にも影響ありそうな方からも、「呼んでよ!」みたいに言ってもらえたりするんですけど、多分、呼んだら当日気を使うんやろーなーって方はやっぱしんどかったり。

-オーガナイザーとしては気苦労は少しでも減らしたい?

DJ Poyoshi
と言うより、せっかくのパーティなので、楽しい人達と楽しい時間を過ごしたいって感じです。

-なるほど、ポジティブな感覚が優先されていることが分かりました。
ちなみに、レイヴ大戦の動画はお客さんやスタッフがYouTubeにアップしたもので2010年頃まで遡って見ることができますが、この頃はかなりガラガラで、今年の開催と比較してその変化に驚きをかくせません。
ここまで盛り上がるパーティーとなったターニングポイントはありますか?

DJ Poyoshi
2009年の野音1発目のレイヴ大戦は100人来たかどうかって感じでした。
実質的なターニングポイントとしては3回目の2011年ですね。
DJ ShimamuraやNumb'n'dubと言った今のレイヴ大戦の柱にもなるアーティストが2011年に初参戦してまして、200〜300人近い集客があったと思います。
で、客観的には2012年にkors kが初参戦した回で集客は跳ね上がりましたね。

-2011年で目指す方向が決まった・・・ということですかね?

DJ Poyoshi
周囲からも言われましたしね。
こんなに楽しいんだし、せっかくやってるなら集客しないと!って。
当然、無料のイベントだし、僕としては何人来ようが、負担する赤字は同じなので、徐々に増えてけば良いなーとか思ってたんですけどね。
2009年から出てもらってるレイヴ大戦の目玉アーティストであるおもしろ三国志からも、1000人でレイヴやろうよって明確に集客の目標を打ち出されたり。
僕がそのあたり意識しだしたのが2011年です。

とは言っても、無理する気も無かったし、そんな集客ばっか意識した訳じゃ無いですけど、出たいって言ってくれる人も多くなってたので、
2012年〜2015年まででCranky & PicoやGRINDCIRCUS、佐伯誠之助、lapixなどなど、今のレイヴ大戦に必要不可欠なメンツがドンドン仲間になってく感じですね。

唯一の収入源、その回を象徴する毎年リリースのコンピCD

前半のハイライトとなった、siromaru + Cranky “conflict” の大合唱


-お金の話が少し出たので、レイヴ大戦開催費に当てられている唯一の収入源である毎年リリースされているコンピレーションCDの話も。
今年でvol.5までリリースされましたが、こちらのコンセプトがあったらお聞かせください。

DJ Poyoshi
レイヴ大戦なんですが、そのターニングポイントになった2011年までは本当に主宰の僕とDJ勝也のポケットマネー、その他出演者のカンパで成り立ってたので、もしかしたら金欠で終わる?なんて不安があったんですが、DJ Shimamuraの発案でコンピを作ることになりましたね。
コンピのコンセプトとしては、とりあえず出演者の事をお客さんに知ってもらいたいって事とか、ローカルパーティなので、
レイヴ大戦ならではの流行りと言うか イベントの個性みたいなのが感じて貰えればなと思ってます。

ここ最近のvol.4ではNumb'n'dub & kors k feat. DJ勝也 と Numb'n'dub & DJShimamura feat MCSTONEの“Raving Alright!!!”や、
vol.5では久々に出演してくれたsiromaruを意識して収録した“conflict”の新バージョンとかが、その回のイベントを象徴するような感じに出来てるのが、してやったり感ですね。

■■■■

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-なるほど、その回を象徴する…という意味では海外のハードコアフェスのようにアンセムを作っている感覚に近いのでしょうか?

DJ Poyoshi
“Raving Alright!!!”はレイヴ大戦アンセム作ろう!ってのがありましたね。“conflict”もそうかもしれないですね。

-コンピをリリースしてから、レイヴ大戦の運営は黒字になりましたか?

DJ Poyoshi
実際、多少赤なんですよ。
イベントが成長してってるので、機材関連も必要に応じて投資してたりしますし、
サウンドシステムも毎回僕とDJ勝也の家から車で運んで炎天下で長時間使うわけで、そのシステムのメンテにも割とお金かかります。
なんやかんやで、まだ黒では無いんですね。
でも来年には黒字になるかなと思ってます。
もちろん、儲けたくてやっている訳ではないので、黒字になったらなったで出演者やお客様に還元しますよ!

-確かにサウンドシステムもYouTubeの2010頃から比べると格段にスケールアップしていますね。
Poyoshiさんはオーガナイザーである前にDJでもあるので、もちろんレイヴ大戦でプレイしていますし、コンピレーションCDにも楽曲を出しています。
制作とDJで使用しているツールを話せる範囲で結構ですので、教えてください。

DJ Poyoshi
制作はcubase7ですね。DJ勝也が買ってくれました(笑)。
そんなに僕自身の制作レベルは高く無いので、それで勝負してる人達の足元にも及びませんが、DJとしての自分で使うツールだったりって意味ではやっぱりアリモノだけではどうにもならないので、作ったりしてますね。

DJに関しては今年のレイヴ大戦ではパイオニアのCDJ900とDJM850を使いましたが、去年まではToniumのPacemakerってのを使ってました。
正直、全然こだわり無いんですよ。
最近はPCDJだとかなんだとか、色んな機能ついてたりするんですけど、僕はまず、そんなにDJの作業的な部分が得意じゃ無いので、その面をどうこうしたいと思ってないんですよ。
どちらかと言うとセレクタ的だったり、この曲のここをこんなふうに聴かせたいって要素がDJPoyoshiなので、とりあえず曲が繋いでいければなんでも良いんです。
Pacemakerはそういう意味で、手軽に何百曲も持ち歩けて、現場でも邪魔にならないし、自分にあってるなって感じです。

次の目標は3000人レイヴ!

最後まで、音止めまで、止むことのない歓声と熱狂
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